興味2016年12月31日

先日テレビで、津軽弁好きの海外の青年がyoutubeだけで日本語をマスターし、流暢に日本人と会話しているのを見た。

しかも彼の場合は学習期間が1年半かそこらだったので驚きだ。

私なんて中学校から英文法を学び続け、現在も職場で英語と向き合っているにも関わらず、大して喋れないどころか苦手意識をずっと抱えたままである。

それは一つに英語に対する興味がこれっぽっちもないから。 そもそも、英語に限らずどんな物事に対しても興味がなければ真剣に取り組む気持ちにはならないし、いざチャレンジしてみても結局は上っ面だけの習得にとどまってしまう。

一方で、大学時代に第2外国語で学んだドイツ語は違った。 2回生のとき、この言語にふと面白味を見出し、気付けば大学の授業なんかそっちのけで、嬉々としてドイツ語文法の知識を自分なりに身に付けていった。

そのためドイツ語が上達するまであまり時間はかからなかった。

さて、どうしてドイツ語に興味を持つようになったかというと、視聴覚室でたまたま見たヒトラーの演説がきっかけだったような気がする。

当時はもちろん演説の中身をまったく理解することができず、普段ならそこでへこたれてしまうはずが、なぜかそのときだけ「これならデキる!」と妙に自信を持ってしまったのである。

つまり、少しの興味と、根拠の無い自信とが奇跡的にうまく噛み合ったことで、大袈裟に言えば私のその後の人生を変えることになってしまったようだ。

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